サムソン宮本観戦手記
まずは新根室プロレス20周年記念大会にお越しいただきました皆様、ありがとうございます。そして新根室のみんな! 20周年おめでとう!! 俺がみんなと別れて6年が経ったけど正直、ここまで来られるなんて思ってなかった。今日、すべての試合を本部席から見させてもらいながら、そう思ったよ。

一番いい席から見させてもらったけど、やっぱりプロレスをやるのもいいけど、見るのもいいな!
だってさ、実際に俺が会長をやっていた頃よりもそこから先の方が凄いことをやっているんだから。映画化されたり、ALL TOGETHERに出たり、そして今回はなんと新日本プロレスのエル・デスペラード選手が出てくれるなんて…俺がやっていた頃の新根室プロレスだったら、自分たちでホームビデオを撮って仲間内ではしゃいだり、DOLL TOGETHERと名づけてアンドレザ・ジャイアントパンダや永田ゆうじろう、セクロム、タナハッシーのような選手を主役にする大会をやるとか、デス・エルペラードみたいな紛い物を生み出しては気まずい思いでひっそりとやっているところまでだったと思うよ。
でも、この6年間でみんなは支持されて、ここまでプロレス界でも認知された。本人たちはアマチュアだからって自分で言わないだろうから俺が言うよ。新根室プロレスは、社会人プロレスのままでここまで来られたことが凄いんだって。
だって、俺の隣で元WWEスーパースターの鈴木健三さんが爆笑しているんだよ? 健三さんに受けたということは、あのビンス・マクマホンにも受けたと同じことじゃないか。アンドレザがいつ、WWEに引き抜かれるかとハラハラドキドキワクワクしていたのが懐かしいよ。これって、海を越えなくたってWWEに通用することが証明されたっていうことだよな。

鈴木健と鈴木健三が並ぶというレアシーンをちゃっかりゲットしたマーシーはさすがだな
あと、新日本プロレスの井上亘さんもいたので、これはお目付け役として来たんだなと俺は気まずかったけれど、そこで後ろめたくコソコソとするのではなく、ああやってお客さんの見えるところに晒した…いや、お招きしたのはさすが本部長だと思った。ああすることによって、亘さんも新根室の風景の中に溶け込ませたんだから。ああいう時の新根室のお客さんって温かいよな。試合前にマーシーが紹介するや、お二人をファミリーとして迎え入れてくれた。
俺はさ、あそこの時点で今日の大会はいいモノになると確信したよ。あと、J-REXXXさんの歌も染みたよなあ。俺は映画を見た時に、エンディングの『プロレスが大好きだ』が一番刺さったんだよ。あれって、本当に俺たちがまだ何者でもなかった頃の気持ちを表しているじゃない。
それを20周年という記念すべき日に、J-REXXXさんが代弁して俺たちの変わらぬ思いをお客さんに伝えてくれた。本当に感謝だよな。試合も全部、よかったよ。もう、俺がみんなに教えることなんてないなと思った。