「鞭打ち執行人」というパワーワード
9月11日は正午より東陽町にてサムライTVのプロレスリングFREEDOMS9・6横浜武道館大会中継のMA。あのヴォリュームを2時間枠に入れ込んだディレクターさんの技術に感心しつつ、実況の塩野潤二さんとあれこれ語る。
メインの平田智也vs佐々木貴戦は映像で見てもエモーショナルだが、現場以上に強烈だったのが第2試合の凶器持ち込み時間差ランブル。試合中、佐久田敏行がチェーンの両端に巨大安全ピンをつけたものを導入し、安全ピンをたこぶつ選手の頬に貫通させチェーンで引っ張るという、この世のものとは思えない地獄絵図を現出させた。
会場では2階スタンド席最後部より写真を撮りながらだったので、中継カメラで寄って見るとまったく違う光景となり、CS放送はそういうシーンをカットすることなく流す。引きの写真でもコレ↓で、番組だとさらにエグい。

その昔「心臓の悪い方は見ないでください」という映画の宣伝文句があったのをご存じですか? まさにそれ
現世でこんなことをやられては、地獄も商売あがったりだ。というわけで9月13日(日)22:00より本放送なので、サムライTVに加入して見てください。収録後はいったん自宅に戻り、フードパックにみっちり入った炒飯をかっこんでから王子へ。フライデーナイトGLEATの第4夜である。今回も9月19日に開催するエル・リンダマン選手のトークイベントの告知をさせていただく。
この日のメインは「GLEAT名物・ランバージャック鞭打ちマッチ」なるもの。通常のランバージャックルールは選手が場外に落ちると強引にリング内へ入れられ、休む間を与えられぬ過酷な形式だが、GLEATの場合はただの木こりさんではなく鞭を持って手ぐすね待ち構えている。
まず、オープニングでお客さんによる抽選により「鞭打ち執行人」4名が選出され、田中稔、井土徹也、山本丈、田村ハヤトに決定。こちらの皆さんは、対戦するGLEAT軍とTheSickの両チームどちらが場外に落ちても鞭でシバく役どころだ。
どの分野でもそうだが、執行人というワードが出ると途端に重々しさが増す。ましてやそこに“鞭打ち”とつくとなると、かつて全日本プロレスに出現したサド・ハヤシの名が自然と浮かんできてしまう。

抽選参加を希望するお客様が4名分のくじを引い重要な執行人が決められる
さらに、BASEMENT MONSTARはとても小さい会場のため、場外スペースもそれほどなく確実に客席を巻き込んでの殴打となる。大事な大事なお客様をSM…いや、鞭打ちの刑に巻き込んではならぬと、鈴木裕之社長を筆頭にGLEATスタッフ陣(リデットエンターテインメント株式会社社員の皆さん)が“誘導員”のワッペンを袖につけ、社をあげて観客が巻き込まれぬように誘導するという、万全の対策を採った。


#GLEAT
かくしてGLEAT軍とTheSickのどちらが強いかを決める4対4のランバージャック戦へ。まずは鞭打ち執行人の皆さんが入場してきたところ、一番のベテランである田中稔がその筋のアイテムとして知られるアイマスク姿で入ってくる。自分は試合と直接関係ないのに、この異様なまでのやる気はいったい…(それとも、もともと心得があったのか)。

鞭を手に待機する執行人の皆さん。田中のアイマスクがやけに板についている
そして試合が始まるや、両チームともとにかく相手を場外へ落とすことに全精力を傾ける。当然、鞭でシバかれたくないからみんな必死にリング内へとどまろうとする。

21歳のヴァンベール・ジャックにとって、鞭の世界は未知の世界(たぶん)。殴られたらたまったもんではないとばかりに、逆上がりでリング内に生還


そしてお返しとばかりに木下亨平を投げ捨てる。木下も同じく逆上がりで踏みとどまろうとしたが、そこを攻められあえなくリング下へ
最初にTheSickの木下亨平が落とされるや、執行人の4人がピラニアのごとくいっせいに襲いかかり、何もそこまでと思うぐらいに魔界倶楽部よろしくビッシビシ叩きまくる。特にガチムチの体で鞭を振るう田村がド迫力。
これが本当のガチ鞭か。それがとんでもなく至近距離で繰り広げられるものだから、観客も全員そっちなのかと思うぐらいに興奮状態と化す。

他人が鞭で打たれているのを見るのがそんなに嬉しいのかと聞きたくなるほどに盛り上がる客席

別方向でも鞭で叩かれまくる木下。その向こうには鈴木社長の姿が。これでは観客から離れた位置にいるため、誘導員として機能しないと思っていたところ…