橋本vs岩田戦が終わったあとでも伝えたい決戦前の思い
8月28日は、センダイガールズプロレスリング国立代々木競技場第二体育館大会取材へ。いきなりだが一つ、惜しいなと思った話から入る。サムライTV HPにて毎月1日にアップされる「鈴木健.txtの場外乱闘番外編」は、もともとスカパー!情報誌『月刊スカパー!』の連載で取材した内容を全文掲載しているものだ。
これは毎回、かなりの内容とテキスト量になりながら誌面だと1ページなので2、3割程度しか載せられない。それが雑誌の宿命とはいえ、せっかくたくさん話していただきながら生かされぬまま闇に葬られるのは、選手にも申し訳なく思っていた。
そこで月刊スカパー!編集部さんの御理解のもと、サムライTVさんのHPを“間借り”する形で公開することになったのが2015年4月。ただし、GAORAさんやテレ朝チャンネルさん番組用記事の回は、その対象とならない。
このコーナーがあるからこそ、ガンとの闘いより復帰するフジタ“Jr”ハヤトの生々しい告白を削ることなく伝えられた。ただ、大前提として誌面が最優先されるべきであり、そのためサムライTV HPへアップされるのは発売月の翌月頭とされている。
基本、サムライTV、GAORA、テレ朝チャンネルの放送に向けての煽り記事という位置づけなので、内容は大会プレビュー。つまり、本誌発売日の24日(休日に当たる場合は25日)以後に関することが対象となるわけだが、全文公開の時点ではすでに結果が出ているケースもある。
今回の仙女代々木がまさにそうで、橋本千紘選手に取材したのは7月28日と大会の1ヵ月前。24日発売となれば、当日前に決戦へ向けての意気込みを読んでいただける。それに対しサムライTV HPに掲載されるのは翌9月の1日と動かせず、対象の大会は終わっている。
もちろんそれが前提の掲載であり、注釈をつけて補足はしてあるのだが「この発言を事前に読んでもらえたら、試合の見方も変わるだろうに…」と、タイミングの悪さを悔やむことが何度かあった。特に今回は、橋本選手がタイトルを懸けて闘う同期の岩田美香に関する思いと、各団体に声をかけて実施し続けるレスリング練習会に関し熱く語りながら、本誌の方では優先順位的に触れられなかった。
7月28日の時点で橋本は代々木大会の本戦前に、練習へ参加する各団体の選手たちによるレスリングの試合を披露したいと言っていた。そこでは「やる」ではなく「やりたい」だったから、各方面との調整をつけている段階だったと思われる。
自身が東京のビッグマッチのメイン、しかも同期の岩田と過去最大級に注目される舞台でセンダイガールズワールドチャンピオンシップを懸けて闘うとあれば、本来ならばそこに集中したいはず。その中で橋本は、もう一つのミッションを実現させるべく情熱を持って動き、形としたのだ。