令和8年8月8日のヒロフェス
令和8年8月8日と、末広がりの八が3つも続くこの日は、音楽方面で懇意にしていただいている編集ライター・美馬亜貴子さんの娘さんが舞台に出演すると聞き、足を運ぶ。本名とは違うその名は夏谷さい…夏野菜ですか、なるほど。

1日のみの公演は惜しい気がする。宣伝にならず、すいません
彼女については生まれた時からその成長を、長いスパンをはさみつつも継続して見てきた。大学で演劇を学ぶコースに進み、こうして人前で表現する人間となっていた。多くは喋らない落ち着いたイメージがあったので、ハキハキとした台詞とダンスを踊る姿に意表を突かれる。
肉親や近しい人が出演する舞台は、どうしても「台詞を間違ったり、忘れたりしないかな」という心配がまず来てしまい、無用の不安を勝手に抱えてしまう。もちろん彼女はそんなこともなく、60分の舞台を演じきった。今はプロでないのだから、演技のスキルよりもチームで一つの作品を生み出すことの尊さと、喜びを味わってほしい。
北池袋から下北沢へ移動し、夜はCLUB QUEでPOLYSICSのライブ。4月、6月、8月とメンバーの誕生日に演るのが恒例化しており、この日はリーダー・ハヤシヒロユキが主役の「ヒロ誕」だ。プロレス界的に“ハッテンハチ”と言えば藤波辰爾vsアントニオ猪木の60分フルタイム戦だが、1988年だからリーダーが10歳の頃のおとぎ話となる。

今回は「シン・ハヤシヒロユキを見せる!」とやる気満々の予告をしていたわけだが、まさにその言葉に偽りなし。18時半の開演前から、場内へ入るとすでにDJハヤシがステージ上へ。そして定刻になるとモジュラーシンセをギュインギュイン鳴らし、電子音と機械的なリズムサウンドのシャワーを天井から振りまいた。