対人濃度の高いジャンルとしてのプロレス

葛西純&陽向父子取材→インタビュー起こし
鈴木健.txt 2026.08.05
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まず、昨日のレターに書いたG-INFINITY新王者組・河上隆一&クワイエット・ストームに関して。現場ではストーム個人のキャッチフレーズが「クワイエットリーダー」になったと解釈したのだが、あとあと考えてみるとそれ自体が河上とのチーム名という意味だったのかもと思った。

クワイエット・ストームの「クワイエット」とリーダー・河上の「リーダー」を合体させてのチーム名。そう解釈するとしっくりくる。念のため調べたのだが、直前の8・2梅田大会のバックステージでは、河上が「俺とストームで(腕が)45cm、53cm…合わせて98cmアームズだ!」と宣言しているのだが、どこかで変わったのかもしれない。

いずれにせよ、正式なものがわかったらここで書くが、チーム名としてクワイエットリーダーにしたのであれば生配信中はまったくピント外れなことを言っているとなり、それが永久に残っていつでも見られるから「こいつ何訳わかんねえこと言ってんだプ」と思われるだろう。そこが現代ネット社会の怖いところである。

さて、8月4日は新宿御苑方面に流星号で向かい、DDT8・11両国国技館大会で初タッグを結成する葛西純&陽向父子のインタビュー取材。葛西純のインタビューは週プロ時代から数えると何度もやってきたが(大日本プロレス時代、函館市熱帯植物園の猿山や熱海のバナナワニ園にいったロケが懐かしい)基本、会話としては自分と取材対象者1対1のシチュエーションだった。

それが今回は今まで当たり前だった2人の空間に、息子さんがいて一緒に話を聞いているという絵ヅラ。それがなんとも不思議な感覚なのだ。葛西家の家庭事情としてその成長ぶりを聞いていたハッピーボーイちゃん(子どもの頃の陽向を父はそう呼んでいた)が、一人のプロレスラーとなって父の隣で取材を受ける…本人たちは何十年も一緒なのだから特別なものはないと口を揃えていたが、こういうのは外の人間の方が感慨を覚えてしまうものなのだろう。

取材後から現時点にいたるまで、絶賛文字起こしをしている最中。早ければこのレターが配信される当日の夜までにDDT公式サイトへアップされると思われる。

今回の両国決戦に関しては本日アップされた上野勇希、その前に公開されたMAOと併せ3組の話を聞いたわけだが、上野とMAO、葛西純と陽向というように、いずれもが“相手”に対する思いの濃度や熱量を言語化する内容となった。試合における勝ち負けや、プロレスというジャンルそのものに関してではなく、一人の特定された人間にフォーカスして思いを巡らせ向き合った結果、どんな言葉で表されるかという場だ。

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