世界で一つだけの赤いちゃんちゃんこ
今年も「TAKAYAMANIA EMPIRE」にお越しいただきました皆様、そしてABEMAを通じ配信をご覧になられた皆様、ありがとうございます。皆様の赤い情熱が後楽園ホールに結集し、3年連続で来場がかなった髙山善廣選手も、そのエナジーを全身で浴びることができました。

写真提供:ペペ田中
7月2日におこなわれた大会開催発表会見にて、今年のEMIPEのサブタイトルが「ROSSO(情熱色)に染めろ」と明かされましたが、赤になったのは帝王が9月19日の誕生日で還暦を迎えることにちなんだ意味もあったのです。昨年のイエローに染まった風景から、より熱量が高まったかのような全景は、北側中継席で見ても壮観でした。
思えばイエローとレッドは、髙山選手が好きなハルク・ホーガンのイメージカラーでもあります。開場前、出場選手&スタッフを前に自分の口で挨拶する帝王も赤を着こなしていました。
そしてメインベントの解説を務めるということで、インカムをつけての音声チェック。この時、マネジャーの石原真さんが「健さんが一足先に還暦を迎えましたよ」と伝えると、帝王は「ニカッ」と笑いました。
「俺たちも、そういうトシになちゃったね」
顔には、そのように書かれていました。ニコニコプロレスチャンネルの「ニコプロ一週間」でレギュラーコメンテーターを務めていた頃、年配の選手に関する話題になると、よく「オッサン」と帝王節を響かせた自分が、そういう年齢になったことをどう思うのか。少しばかり頭をめぐらせたのですが、すぐに鈴木みのる選手の言葉が浮かんできました。
「髙山は一日中、天井ばかり見つめる日々をもう何年も続けている。だから『あれから何年が経った』って言われてもわかんないんだよ」
本人も、言われなければ何年という認識がないと話していました。それでも毎年、誕生日を迎えるのは喜ぶべきことです。
メイン前「DESTRUCTIVE POWER」に乗って登場した髙山善廣は、昨年と同じく中継ブース下に陣取りました。今年は小橋建太さんとともに、山崎一夫さんもいます。
「僕が新日本の解説をやらせていただいた時に髙山が横で一緒に解説をしてくれたら最高だなって思ったことがあったんです。新日本の放送席ではかなわなかったけれど、TAKAYAMANIAでそれができたら僕は嬉しいですね」
この日、販売されたオフィシャルプログラムのインタビューで、山崎さんはそう語っています。取材に立ち会った石原さんのはからいで、帝王との初のタッグ解説が実現したのです。記録を調べるとUWFインターナショナル時代、1995年4月20日の名古屋レインボーホール大会でお二人はコンビを組んでダブルバウトに出場、その時の相手が田村潔司&桜庭和志というのも、今となってはすごい顔合わせです(田村が髙山に勝利)。

写真提供:カクトウログ
31年4ヵ月ぶりのタッグ結成の上に、そこへ鉄人・小橋建太もいる。リング上の4人に負けぬ豪華な解説陣が実現しました。