周りに悪い人がいないのは誇れること
8月9日、巣鴨・闘道館にて「鈴木健.txt対決シリーズ~ガンバレ☆まなせゆうなにエールを」開催。今年3月に「卵巣嚢腫」と「子宮筋腫」であることを公表したまなせ選手。6月19日に開腹手術を受け、27日に退院し、つい先日に初めて受け身をとった現状の中、病気と向き合って思ったことや今後について語ってもらった。

彼女がこの病状を公表した時、何よりも全摘出にいたらぬことを願った。結果、腫瘍は良性とのことでその点に関しては幸いだったと言えるが、箇所が箇所だけに男性は実感として得難いところがあるのも現実だ。でも、イベント内でまなせ選手が包み隠すことなく説明してくれたことで理解できた。
イベントの主旨としてはリングに上がれない状況にある彼女を励ます場という位置づけだったのだが、壇上の本人がいたってポジティブで、体調を崩しているようには映らぬ健康体の見た目でよどみなくハキハキと喋り続けるとあり、聞いているこちらの方が元気をもらっている感覚となる。購入及び予約時に書いていただいた「まなせ選手への応援メッセージ」を全員分出力し、代表の方を決めて自分の分を音読していただいたあと、全員分を直接手渡ししてもらう。

さらにはまなせ選手に内緒で、入場テーマ曲を観客全員で合唱。これは事前に頼んでいたのではなく当日、座席にリリックとともに「お願いします」と書いたものを置いただけだったのだが、なんの打ち合わせもすることなく全員が理解し、ちゃんと声を出し皆さんに歌っていただけた。
ファンの皆様の温かさに触れたまなせ選手は、その曲を選んだ時の思い出も相まって涙をにじませていた。どれほど気丈でいても、プロレスラーはリングに上がれずオーディエンスが目の前からいなくなると、不安も生じる。
だからこそ、イベントという場であっても直接ファンの存在と熱量を体に浴びていただきたかった。この“対決シリーズ”を続けてよかったと思えることの一つに、ケガなどでリングに上がれずいる選手に対し、微力ながらも支援できる場として活用できることがある。9月27日には「頚髄損傷」と「小脳梗塞」からのカムバックを目指す佐藤光留選手の支援イベントもおこなう。