愛を唱えるリンダマンは現代のデロリンマンか
先日、取材へ赴く前の腹ごしらえにご近所の「よもだそば」へ寄る。ここは立ち食いそば屋でありながらクオリティーの高いインドカレーを出すお店として高名で、メニューも豊富なのだが自分はいつもニラ天そばにミニカレーの一択となってしまう。

普段は温かい方だが、この日は冷たいそばを注文
もっといろいろあるのだから今回こそは…と意気込むも、迷った揚げ句に落ち着くのは定番のセレクト。どうも冒険心が足りない人間のようだ。ラーメンもうどんも、そしてそばも硬面好きの私の口に、ここの麺は合う、合う合う!
かき揚げ天や野菜天ではなく、ニラ天という振り切り具合がいい。日本そば&出汁と組むとニラの野郎、意外なほどにいい仕事をしやがる。
前回の利用から今回にいたるまでの間、ちょっとしたトピックが新宿西口店であった。BS日テレの番組「ドランク塚地のふらっと立ち食いそば」が、3月30日放送回で同店をとりあげたのだ。
この番組、TVerでよく見ている。やはり近場の店が出てくるのは嬉しいものだし、柳家喬太郎師匠のナレーションも味わい深い。普段は塚ちゃん(高井憲吾似)一人で各店自慢のそばを紹介するが、その回はゲストとして船越英一郎も同行。スタート地点が花園神社ということで、JR新宿駅をはさんで反対側から移動したんだなと距離感もつかみやすかった。
お二人ともうまいうまいと絶賛しながら食べていたので何より。それを見てから半年開いてしまったが、よもだにいってみると店内には番組特製のシールとサインが飾られてあった。今や塚ちゃんは、立ち食いそば業界の吉田類的存在で「この人が紹介したお店はいってみよう!」的権化の地位を不動のものとしている。


さて、食レポはこれぐらいにして9月24日はGLEAT五反田大会へ。前回の7月16日に会場のCITY HALL & GALLERY GOTANDAへ初めて足を運んだのだが、そここはかつての「ゆうぽうと」があったところだと知る。旧名の東京簡易保険会館時代にはJAPAN解散直後のデヴィッド・シルヴィアンのソロライブを見て、2012年には平沢進の「PHONON2555」でここを訪れた。

この建物の3階にCITY HALL & GALLERY GOTANDAがある
老朽化のため2015年に閉館し再開発を経て、2024年4月より「五反田JPビルディング」に生まれ変わってリスタート。GLEATが旗揚げ4周年記念大会の会場としてプロレス界で初進出したのは、2025年7月だった。
JR五反田駅で降りて向かうと、体感距離的にはJR新宿駅から新宿FACEへ徒歩でいくよりも近く感じる(東急池上線大崎広小路駅だとさらに早く徒歩1分)。その間の一本道は両サイドに飲食店がいくつも並んでおり、私的には歌舞伎町よりもこっちの方が誘惑に駆られてしまう。
なんといっても鈴木健.txtハンバーガーランキング不動の1位「クアアイナ」がおいでおいでしているので、実にヤバい。GLEAT五反田大会の行き帰りにオススメです。
それにしても、よく見つけたものだと今さらながら感心させられる。今年の5周年大会で進出したSGC HALL ARIAKEもそうだが、GLEATは新会場を探すのにハナが利く団体のようだ。
GLEATがここを発掘するまでの五反田は、プロレス業界的にさほど馴染みの深い街ではなかった。90年代のFMWが西五反田に事務所を借りており、ひんぱんに通っていたのはその時ぐらい。
そうした中で忘れてはならないのが、ステーキハウス・リベラの存在。私は目黒店しかいったことがなく、メディアでとりあげられるのもそちらの方が多い印象だが、もともとブルーザー・ブロディが散歩中に見つけたのを機に来日外国人勢の間で広まっていったのは、五反田店の方。

説明不要、リベラのステーキ
なんだか食べ物の話ばかり書いているな。肝心のGLEAT五反田大会は、10・9後楽園ホールのエル・リンダマンvs小峠篤司G-REX選手権試合と、TJP&G Sharpe vs渡辺壮馬&大門寺崇G-INFINITY選手権試合の前哨戦。
タッグ王座のG-INFINITYは、ここに来てタイトル移動が目まぐるしい。8ヵ月近く保持していた石田凱士&KAZMA SAKAMOTOの安定感がとてつもなかったのだが、まるでその反動のごとくこの1ヵ月強の間に河上隆一&クワイエット・ストーム→クリス・リッジウェイ&ドリュー・パーカー→TJP&G Sharpeと猫の目のように変わった。
この日は現王者組の2人と前王者組の2人がチームを結成、外国人4人がKRAFTWERKのように横一列で並ぶのは絵になった。

リッジウェイと石田は場外戦でコブラツイスト合戦中、お互いの鼻をつまんではさらに意地を張り合っていた